●オートハープの定義等(1) ●オートハープの構造(2) ●オートハープの動作(3) ●オートハープの種類(4)

オートハープの動作

オートハープは、コードバーを押し下げることにより、コードバーに貼り付けられたフェルトの切り欠き部分の音=和音の構成音=和音を鳴らせるように作られています。

状態 説明

コードボタンを押していない状態

BarUp

全ての弦がミュートされていないので、弦を弾くとどの弦も鳴ります。

この状態で弦全体を弾くと不協和音が鳴ります。また、弦を太いほうから細いほうへなでるようにジャラーンと弾く(ストロークする)と「ガーン(ショックを受けた状態)」、細いほうから太いほうへストロークすると「疑惑」の効果音が出せます。

さらに、この状態で、弦を適当に選んで弾くと「現代音楽(のような感じ)」や「アバンギャルド(のような感じ)」のまねができます!?

ボタン非押下時の音(c)

コードボタンを押している状態

BarDown

フェルトが切り欠かれた箇所の弦がミュートされていないので、弦を弾くとミュートされていない弦が鳴ります。

通常、フェルトの切り欠きは和音に相当する弦があたる部分に作られています。その結果、弦全体を弾くと和音が鳴り、ミュートされていない一部の弦を弾くと単音が鳴ります。

また、切り欠き部分の弦が曲の音になるようにしてその弦をピッキングし、押下するコードバーを変更しながら弾く弦を変えていくことによりメロディを弾くことができます。メロディを弾く場合、弦を一本だけ選んで弾くのは困難なため、目標の弦の付近を弾くこととなります。そうすると複数の弦を弾いいてしまうことになりますが、これは結果的にハーモニーをつけてメロディが弾けることとなります。このため、メロディ弾きではどのコードバー(和音)を選ぶかが重要で、演奏者のセンス(編曲力も)が現れるところでもあります。

さらに、持っているオートハープに欲しい和音がない場合は、コードバーの切り欠きを和音の構成音に相当する弦の位置につくることにより望みの和音用バーを作ることができます。ただし、この場合、既存のコードバーを使用する場合は不必要な音に対応する切り欠きを埋める、もしくは「ブランクバー」と呼ばれる切り欠きが全くないバーを購入する必要があります。

ボタン押下時の音(d)

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