リフェルト

写真 説明
001.JPG 今回のリフェルト対象は、ずーと使っているModel#21C/R。
リフェルトは今回が最初ではなく、すでに何回かリフェルトしており、「フットタック」が張られている。
002.JPG まずは、コードバーカバーをはずす。
003.JPG コードバーカバーには、コードの戻り時の当たり音を消すため、このように上下にフェルトが張ってある。
004.JPG コードバーガイドコームの写真である。コードバーとの対応をわかりやすくするため、歯のところにコードバー番号の下1桁を記入してある。
005.JPG コードバーボタン。この写真ではリフェルトに関しての工夫はないが、長年の使用によりコード名が削れて読めなくなっているものがあるのがわかる。
006.JPG コードバーとコードバーボタン。対応がわかりやすいように、両者に番号とコード名が記入されている。
007.JPG コードバーコームの台の部分にも、対応するコードバーがわかりやすいように番号が記入されている。
008.JPG さて、リフェルト時は普段掃除できない、隠れた部分の掃除にちょうど良い機会である。
布を弦下まで押し込み、面棒なども使用して掃除を行う。
009.JPG 掃除では、布、綿棒のほかに、ポリッシュ、弦に塗るすべり剤も使用する。
010.JPG さて、今回、リフェルトするコードバーの一本である。これではちょっとみずらいかもしれないが、フェルトがかなり経たっている。
011.JPG ちなみに「経たり」とは、この写真のように、弦が当たる部分が凹んでしまうこと。こうなると、コードバーのアクションも深くなり、弾きにくくなる。
なお、この写真でわかるように、コードバーにはあらかじめ「切り欠く」部分が目印されている。これは、最初のリフェルト時に行うこと。
013.JPG まずは、張られているフェルトをすべてはがし、バーに残った両面テープもこのように指で擦り取る。これはなかなか大変な作業で、一度に行うと指に豆ができてしまう。
014.JPG これもフェルト剥ぎ取りの写真。フェルト切り欠き目印がよくわかる。
018.JPG フェルトはがし完了。
019.JPG 今回張るのは「ミネハラ工房」のもの。色は鮮やかで厚みは6mmちょっとで、かたさは中程度である。
020.JPG コードバーとフェルト断面。フェルト幅とコードバー幅がぎりぎり。
021.JPG フェルトをコードバーに貼り付けていく。フェルトには両面テープが張ってあるので、「ある程度の長さ分をはがし、コードバーに張る」を繰り返す。
フェルトがコードバーにまっすぐとなるよう、写真のように親指と人差し指でガイドしながら張っていく。
022.JPG 1本張り終わり。どうやらまっすぐ貼れた!?
023.JPG 全フェルト貼り完了!
024.JPG 全フェルト貼り完了のアップ。
全コードバーにコード名、番号、切り欠き目印が書かれているのがわかる。こうしておくとあとの作業が非常にしやすい。
025.JPG フェルト貼りチェック。ちょっとのブレはあるものの。どれもほとんどまっすぐ貼れている。
026.JPG あまりフェルト。結構の長さのフェルトがあまった。これは、部分リフェルト時に使用する。
027.JPG 切り欠き中。カッターの歯の新しい部分で、切り欠き目印のとおりに切り欠いてゆく。今回は山形に切り欠いている。
028.JPG 全バーの切り欠き完了。「指を切り欠く」ミスも無くおわった。
029.JPG 21バー変換キットのコードバーとの比較。OSの切り欠きは山形ではなくてまっすぐである。また、フェルトが黒色。
030.JPG 同上の横からの写真。同じ位置が凹んでいることがわかる。
031.JPG 同上の反対側からの写真。コード名、切り欠き目印が書かれている。
032.JPG リフェルトしたバーを本体にセット。フェルトと弦の間を横からチェック。OK!
今回、違う種類のフェルトに換えたのでフェルトのサイズも違う。これは場合によって、コードバーを押していないのにフェルトが弦に当たってミュートしたり、弦との間が大きくなる(アクションが深くなる)原因となる。そのような場合は、コードバーカバーに改造が必要となることがある。
033.JPG コードバーボタンのセットも完了。後はコードバーカバーをかぶせて全て完了である。

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